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2017/01/06 19:00

こんばんは( ´ ▽ ` )


まだお正月休みが終わったところですが、明日からまた3連休が始まりますね。
休みの日に外で思いきり遊ぶというのも元気がいい感じでとてもいいのですが、3日のうち1日は、おうちのこたつでほっこり将棋というのはいかがでしょうか、笑

さて、昨日は、将棋のルーツについて少し触れさせていただいたのですが、今回は将棋の特徴について少しお話ししたいと思います。

前回、将棋のはじまりはインドのチャトランガというボードゲームにあるということをお伝えしたかと思うのですが、チャトランガが海や陸地をわたり、その土地で独自の変化を遂げたという事例は日本の将棋だけではありません。例えば、西洋のチェス、中国のシャンチー、韓国のチャンギ、タイのマークルックなんかもチャトランガの進化系だといわれています。実は日本の将棋には、世界中にたくさんの兄弟がいるんですね( ゚д゚)!!



また、将棋とチェス、シャンチーやマークルック(その他チャトランガが変化してできたボードゲーム)には、兄弟なので当然似たところがあります。例えばどのゲームも、相手と自分が交互に駒を動かし、「駒をたくさんとった方」ではなく、「先に相手の1番大切な駒(将棋だと玉、チェスだとキング、シャンチーだと将または帥)を詰んだ方」が勝ちとなります。

しかしその一方で、兄弟それぞれに個性的な面もあります。例えばシャンチーには河が流れているし、チャトランガは2人制以外にも、4人対戦で遊ぶこともできます。そして、我らが日本の将棋はというと、なんといっても「持ち駒制」が1番のアイデンティティだと思います。(※自分と相手の駒で色分けされていない、駒の形が五角形など、日本の将棋は実は見た目もとても個性的です!)



持ち駒制とは、とった相手の駒を自分の駒として再利用できるルールのことです。

そういえば、天下分け目の関ヶ原の合戦でも、もともと石田側だった小早川秀秋を寝返らせ、自分の持ち駒として使ったことで家康は見事に勝利をおさめてますよね。

きっと、持ち駒制があるからこそ、日本の将棋はより奥が深いのだなぁ〜と感じる今日この頃です(^ ^)