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2017/02/08 09:33

「しょうぎの くにの だいぼうけん」(講談社)は、二人の子育てママが、子どもたちのために作った将棋の絵本です。

物語を考えたのが、女流棋士で3児の母親でもある中倉彰子、絵を担当したのが「囲碁将棋フォーカス」の司会を務めた実績もあるフリーアナウンサーの福山知沙さんです(ちなみに福山さんも2歳の男の子のママです(^ ^))。

 

 

子どもたちの教育には良さそうだけど「なんか難しそう」「敷居が高そう」「見た目が渋い」などの理由から敬遠されがちな将棋を、絵本というママと子どもたちにとって最も身近な形にすることで、まだ字を習っていない未就学児のお子さんでも、無理なく将棋が楽しめるようになりました。

 

作中では、きのこのおうちに住むきんこちゃんに、投げ縄が得意なかっくん、ローラースケートを履いてまっすぐ滑走するきょうこねえさんなどなど、将棋のコマの特性を捉えた個性豊かで可愛らしいキャラクターが宝物を取り戻すために大冒険を繰り広げますが、駒が擬人化したこと以外にも、「仲間と協力すること」「最後まで諦めないこと」「自ら負けを認めること」など、将棋における重要な要素がストーリーの中にふんだんに盛り込まれています。

 

また、この絵本は将棋入門以前のお子さんを対象に制作されたものですが、「歩」のキャラクター赤ちゃんのふうくうんが少年に「成った(成る=将棋用語で相手の敵陣に入りり、裏がえることで金と同等の力を持つこと)」り、王様を守るための代表的な守りの1つである「あなぐま」が出てきたりなど、将棋を知っている人にとっても「なるほど!ここはこういうことか!」と頷けるポイントがたくさんあります。

 

そのため、将棋初心者(入門者)にとって、分かりやすい・親しみやすいだけではなく、将棋について色々学んでいく過程で、読むたびに色んな発見があるという面白さがあるので、ぜひ何度も読み返してみてくださいね( ´ ▽ ` )

 

ちなみにこの絵本の対象年齢は、読み聞かせが3歳から、ひとり読みが6歳からになっています(^∇^)

 

 

<読者の声>

姉妹二人で読みました。二人とも少しだけ将棋をするのですが、絵本を読みながら「これは角だからななめなんだね」「きょうこねぇさんは香車だからまっすぐしか行けないんだよ」「なんでけいまーは敵の国に行っちゃったんだろう?」と物語と将棋を結びつけながら楽しそうに読んでいました。可愛らしいキャラクターも子どもたちに大人気でした(^ ^)